
ジェンダーから見た日本語教科書

「女ことば」と「日本女性像」という2つの着眼点から、日本語教科書の中に、いかにジェンダーが潜んでいるか、それらが現代日本社会の現状を正しく反映しているかどうかをデータ分析結果の比較から考察し、さらには今後の日本語教科書のあり方を述べる。
「女ことば」と「日本女性像」という2つの着眼点から、日本語教科書の中に、いかにジェンダーが潜んでいるか、それらが現代日本社会の現状を正しく反映しているかどうかをデータ分析結果の比較から考察し、さらには今後の日本語教科書のあり方を述べる。
北九州市立大学基盤教育センター教授。専門分野は、日本語教育、言語学、社会言語学、ジェンダー、教育工学。研究領域は、専門日本語、アカデミックジャパニーズ、ビジネス日本語、メディアにおける言語使用とジェンダー、ことばとジェンダー。
序章 日本語教科書は日本文化への入口
第1部 女ことばは若者から消えてしまったのか:女性文末詞の行方
第1章 女性文末詞の使用実態状況
第2章 4世代の主張度の高い女性文末詞使用実態状況
第2部 日本語教材は現代日本女性のことばづかいを反映しているか
第3章 日本語教材における女性文末詞の使用実態調査
第4章 日本語教材が学習者に与える影響
第3部 日本語教科書に描かれる女性像は現状を反映しているか
第5章 日本語教科書が伝える日本女性像
第6章 現在の実社会における女性の姿
第7章 日本の家族像
第4部 日本語教師は教科書が伝えるものをどう考えているか
第8章 日本語教師に対する意識調査
終章 これからの日本語教科書