日本語多義語学習辞典 動詞編
"最初に英語の「have」を習ったとき、ほとんどの人が「have=持っている」と覚えたと思います。しかし、学習が進むにつれて、「have」には「経験する、食べる、飲む、~させる、分かる」など、いろいろな意味があることを知り、戸惑った人も多いのではないでしょうか? この「have」のように、いろいろな意味を持つ語を「多義語」と言いますが、もちろん日本語にも多義語があり、日本語学習者にとってもこの多義語の学習は困難なものになっています。
例えば、「まける」という語ですが、“横綱に負けた”のように「相手に勝ちを与える」という意味は授業や参考書などで最初に習うと思います。しかし他にも、“彼の強引さには負けてしまった”のような「相手が勝り、圧倒される」、“誘惑に負ける”のような「欲望などに抵抗できずに従う」、“200円まけてくれた”のような「安くする」など、さまざまな意味があります。しかし、これらの意味を日本語学習者が習う機会はあまりありません。このような多義語を体系的に学習し表現の幅を広げることが、さらに上のレベルに進む重要なポイントになっているのです。
本書は『日本語多義語学習辞典 名詞編』『日本語多義語学習辞典 形容詞・副詞編』に続くシリーズ第三弾で、基本動詞のうち多義性の強い104語を選び、多義の構造をネットワーク図で示します。また、イラストとともにそれぞれの意味を説明しますので、イメージで多義語を理解できるようになっています。日本語学習者、日本語教師、ともにお勧めです。
英語・韓国語・中国語訳付き
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"最初に英語の「have」を習ったとき、ほとんどの人が「have=持っている」と覚えたと思います。しかし、学習が進むにつれて、「have」には「経験する、食べる、飲む、~させる、分かる」など、いろいろな意味があることを知り、戸惑った人も多いのではないでしょうか? この「have」のように、いろいろな意味を持つ語を「多義語」と言いますが、もちろん日本語にも多義語があり、日本語学習者にとってもこの多義語の学習は困難なものになっています。
例えば、「まける」という語ですが、“横綱に負けた”のように「相手に勝ちを与える」という意味は授業や参考書などで最初に習うと思います。しかし他にも、“彼の強引さには負けてしまった”のような「相手が勝り、圧倒される」、“誘惑に負ける”のような「欲望などに抵抗できずに従う」、“200円まけてくれた”のような「安くする」など、さまざまな意味があります。しかし、これらの意味を日本語学習者が習う機会はあまりありません。このような多義語を体系的に学習し表現の幅を広げることが、さらに上のレベルに進む重要なポイントになっているのです。
本書は『日本語多義語学習辞典 名詞編』『日本語多義語学習辞典 形容詞・副詞編』に続くシリーズ第三弾で、基本動詞のうち多義性の強い104語を選び、多義の構造をネットワーク図で示します。また、イラストとともにそれぞれの意味を説明しますので、イメージで多義語を理解できるようになっています。日本語学習者、日本語教師、ともにお勧めです。
英語・韓国語・中国語訳付き
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