燈台へ

著者 ヴァージニア・ウルフ作/中村佐喜子訳

出版社 グーテンベルグ21

出版日 2003-06-01

図書タイプ:PDF

対応機種:Windows 対応機種:iOS 対応機種:Android

貸出

とらえたかと思った瞬間に逃げ去る幻影《ヴィジョン》。『燈台へ』の作中人物は、それを追いつづける。それはの悲劇であり、哀歌でもあるが、にもかかわらず、明るさと救いが与えられる。「生は、意識をもったその最初から終局に至るまで、われわれをとり巻いている半透明な《かさ》…この定まらぬ、未知の、とらえがたい《スピリット》を書きあらわすことが、小説家の仕事ではないだろうか?」ウルフはこう書いた。