オトラント城奇譚

著者 ウォルポール作/平井呈一訳

出版社 グーテンベルグ21

出版日 2003-11-01

図書タイプ:PDF

対応機種:Windows 対応機種:iOS 対応機種:Android

貸出

「昨年六月のある朝、私はある夢から目を醒まして、その夢について思い出せるのはどこかの古い城の中にいるように思ったこと、そして大きな階段の一番上の手すりの上に、具足をまとったとてつもなく大きな手が片方載っているのが見えた、ということだけ。そしてその日の夕方私は机に向かって、自分が何を言いたいのか、何を語ろうとしているのかまるで判らぬままに筆をとって書き始めたのです」…これがこの作品の成り立ちである。そしてこの一作によって、ゴシック小説は誕生した。