出版社 グーテンベルグ21
出版日 1999-09-01
お夏、おせん、おさん、八百屋お七、おまんの五人の女の命をかけた恋を描いた西鶴の実録ものの代表作。当時、親の目を盗んでの恋愛は不義密通の名で呼ばれ、これを犯した者は勘当され、それが自分の娘であった場合は、親はお上に訴えて打首、あるいは島流しにすべしという法令までできていた。まして人妻の恋愛となれば、現場で討ち果たすべしという法令があり、逃げても捕まれば磔刑(はりつけ)であった。五人女は、そういう道徳や制度と対決して、愛に生き、かつ死んだ。
朝日出版社
ブックマン社
三和書籍
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