縮屋新助(八幡祭小望月賑)

著者 河竹黙阿弥作/河竹登志夫校訂

出版社 グーテンベルグ21

出版日 2000-11-01

図書タイプ:PDF

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貸出

堅気一方の越後の縮(ちぢみ)売り新助が、ふとしたことから真剣に恋した芸者美代吉(みよきち)に愛想づかしされ、うらんで殺す縁切りもの。しかも新助はその直後それが実妹だったと知り、おなじ村正(むらまさ)の妖刀で自害して果てる。──縁切りものの代表作の一つであると同時に、深川八幡の祭礼のにぎわいを背景に、江戸下町の庶民の生活をいきいきとえがき、それと対照的な地方商人の性格を的確にとらえた、リアリティーに富む生世話(きぜわ)の名作。