弁天小僧(青砥稿花紅彩画)

著者 河竹黙阿弥作/河竹登志夫校訂

出版社 グーテンベルグ21

出版日 2000-11-01

図書タイプ:PDF

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貸出

「知らざあ言って聞かせやしょう。浜の真砂(まさご)と五右衛門が歌に残せし盗人(ぬすびと)の種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪(しらなみ)の夜働き、以前を言やあ江の島で年季勤めの児(ちご)ヶ淵(ふち)、江戸の百味講(ひゃくみ)の蒔銭(まきせん)を当(あて)に小皿(こざら)の一文子(もんこ)、百が二百と賽銭(さいせん)のくすね銭(ぜに)せえだんだんに悪事はのぼる上(かみ)の宮(みや)……」弁天小僧をはじめとする、ご存じ白波五人男の勢揃い。題名どおり錦絵そのままの華麗なるピカレスク狂言。