出版社 グーテンベルグ21
出版日 2006-07-01
繁華街に近い袋小路のような路地で中年の男が背後からナイフで刺されて死んでいた。身元はすぐに割れたが、死体置き場まで確認にやってきた妻は、遺体のつけている「茶色い靴も赤いネクタイも」覚えがなかった。男は勤め先がとっくに倒産したのに、妻には何も言わず、以前と同じようにして毎日パリへ通勤していたのだ。
朝日出版社
ブックマン社
三和書籍
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