ひと言のちがい 2 それでいいんだよ
人を育てるには、「褒める」ことが一番の効用。「息子の嫁にしたくなりました」など、職場で、家庭で、周りの人を生かすヒントが満載。
人は何気ない「ひと言」で救われる事もあれば、心ない「ひと言」で傷つく事もある。言葉には、たった「ひと言」で相手の心を和ませたり、不安にさせたりする不思議な魔力がある。
本書は、長年、生命保険の営業リーダーを務めてきた著者が、「ひと言のちがい」で、受け手の印象がどれほど変わるかを紹介したコラム集。
たとえば「今夜の夕食は何がいい」と奥さんから聞かれて、「何でもいいよ」と返すひと言と、「好物の肉じゃががいいな」と答えるひと言では、どちらが喜ばれるだろうか。また、小さな子供を保育園に送り迎えしている社員に対して、「昨日は帰りが遅かったけど、保育園は間に合った?」と、声をかけてあげれば、相手はどれほど喜ぶだろうか。
最近、奥さんや部下に思いやりある「ひと言」をかけた記憶がないというあなた。ぜひこの本を手にとって、周りの人に優しさに満ちた「ひと言」をかけてみてください。きっとあなた自身が変わりますよ。
職場で、家庭で、仲のよい友人同士でさえ、人はひと言の優しさに救われ、逆に無神経なひと言で傷ついてしまうことがある。人が発する「ひと言」には、それほどの「力」がある。しかし、よりよい人生を送りたいなら、人を慰め、勇気づけるような「ひと言」に多く出会いたいものだ。本書は、普段の生活や職場で見失いがちな、他人を思いやる優しさと気配りに満ちた「ひと言」に出会える一冊。
金平/敬之助
1932年、東京生まれ。1956年3月、早稲田大学卒業。同年4月、住友生命保険相互会社入社。1982年7月、同社取締役福岡支社長。1987年4月、同社常務取締役。スミセイ・リース社長を経て、現在、イワキ株式会社監査役。イワキ総合研究所顧問、八洲学園大学講師。また、ビジネスマン、主婦、教育関係者、小・中学校の保護者など幅広い層に向けて、執筆・講演活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1 投げなければ、打たれません
2 息子の嫁にしたくなりました
3 二つの言葉でファンになりすました
4 いつも「いまが普通」です
5 まことにもったいないことです
6 職場、教室がイチローだらけになります
7 ウツ病はスッと消えました
8 でも、それがいいんだよ
9 「肉じゃががいい」は魔法の言葉です
10 「寅さん」は親孝行だった