ひと言のちがい

著者 金平敬之助

出版社 PHP研究所

出版日 2003-05-02

図書タイプ:PDF

対応機種:Windows 対応機種:iOS 対応機種:Android

貸出

ひと言のやさしさで人は救われ、ひと言の温もりから明日への勇気が生まれる。仕事や人間関係をスムーズにするひと言のちがいとは...。

「お客さんから言われて一番嬉しい言葉は?」ある時、異なる会社で働く三人のハイヤー乗務員に尋ねてみた。驚いたことに、彼らは揃って「気をつけて」だと答えた。そのひと言で、疲れも一瞬に吹き飛ぶというのだ。

 そう、ひと言の言葉は、人を勇気づけもするし、傷つけもする。いわば両刃の刃のようなものなのである。

 本書は、営業現場のリーダーを長年にわたり務めてきた著者が、仕事や人間関係をスムーズにするひと言のちがいとは何かを考察した100のコラム集である。

 冒頭の「気をつけて」のひと言。深夜、道路もすいている、乗客も乗せていない、ついスピードを出しがちになる……。そんな乗務員を気遣った思いやりが「気をつけて」の中に込められていたのだろう。だからこそ、乗務員の心にも響いたに違いない。

 これと同様、人に喜びと感動を与えてくれ、チャレンジ精神を掻き立ててくれるようなひと言を、リーダーなら部下にかけてあげたいものだ。

お客さんから言われて一番うれしい言葉は?ある時、異なる会社で働く三人のハイヤーの乗務員に尋ねてみた。驚いたことに、彼らの答えは揃って「気をつけて」だった。このひと言で、なぜか疲れが一瞬に吹き飛ぶという。人は、ひと言のやさしさで救われたり、逆に無神経なひと言で傷ついてしまうものだ。本書は仕事や人間関係をスムーズにする、ひと言のちがいとは何かを考察する100のコラムである。

金平/敬之助
1932年、東京生まれ。1956年3月、早稲田大学卒業。同年4月、住友生命保険相互会社入社。1982年7月、同社取締役福岡支社長。1987年4月、同社常務取締役。スミセイ・リース社長を経て、現在、イワキ株式会社監査役。また、ビジネスマン、主婦、教育関係者、小・中学校の保護者など幅広い層に向けて、執筆・講演活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)