長女の本
初版1984年の新装版。わたし自身が、いや、わたしたち夫婦が人生の岐路に立ったとき、好むと好まざるとにかかわらず、長女もまた、無意識のうちに人生の岐路に立たされていた。それが長女が、「父親にとって履歴書みたいなものだ」という所以である。長女をみれば、その父親の人生がわかるだろう。そういう意味で、長女には-もちろん、次女も、三女も同じだが-父親の思いがこもっている。
初版1984年の新装版。わたし自身が、いや、わたしたち夫婦が人生の岐路に立ったとき、好むと好まざるとにかかわらず、長女もまた、無意識のうちに人生の岐路に立たされていた。それが長女が、「父親にとって履歴書みたいなものだ」という所以である。長女をみれば、その父親の人生がわかるだろう。そういう意味で、長女には-もちろん、次女も、三女も同じだが-父親の思いがこもっている。