日本的雇用慣行は変化しているのか ―本社人事部の役割―(慶應義塾大学産業研究所叢書)
日系・米系双方の企業への独自調査によって、本社人事部とラインとの協働作業であり、時に駆け引きが生じる人的資源管理(HRM)の実態と変容を描き出し、雇用環境のさらなる変化に伴うHRM諸制度のあり方を展望する。
日系・米系双方の企業への独自調査によって、本社人事部とラインとの協働作業であり、時に駆け引きが生じる人的資源管理(HRM)の実態と変容を描き出し、雇用環境のさらなる変化に伴うHRM諸制度のあり方を展望する。
慶應義塾大学産業研究所共同研究員,法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科兼任講師(2016年4月1日より)。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了,同大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得退学。国内上場企業のほか,日本ヒューレット・パッカード,シンジェンタジャパン,ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパンに勤務。2007年~2010年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科講師,2011年富山大学経済学部講師,2011年~2015年専修大学大学院KSソーシャルビジネスアカデミー講師,2009年~慶應義塾大学産業研究所共同研究員,2009年~日本生産性本部経営アカデミー人材マネジメントコース講師。
主要業績に,「ベンチャリングの組織論」(共著,PHP研究所,2002年),「人事労務管理における人事部門とラインの役割分担 ―― 日本の大企業に対する郵送質問紙調査を中心に」「三田商学研究」第53巻第6号(2011年)など。
はしがき
第1章 本書の背景と目的
第2章 関連する先行研究のレビュー
第3章 理論的フレームワークと調査方法
第4章 第1回事例調査(2006年~2008年)
―― 人的資源管理における人事部とラインそれぞれの「管轄」
第5章 郵送質問紙調査(2008年~2009年)
―― データで見る人事部とラインの「管轄」
第6章 第2回事例調査(2014年)
―― 残された疑問の解明
第7章 本書のまとめ
第8章 今後の方向性と課題
付属資料1 第1回質問調査票
付属資料2 第2回質問調査票
あとがき
参考文献
索引