ポスト・オバマのアメリカ
オバマ大統領の二期8年について、制度、アクター、政策の3つの視点で専門の若手研究者による検証を試みる。より具体的には、大統領制・官僚制・政党制という制度、メディア・シンクタンクというアクター、最後に人種・医療・外交に関する政策の変化に注目する。これによって、オバマ政権を歴史的に位置付け、アメリカ政治の「今」を紹介する。そして本書は、2017年以降のアメリカ政治を考えるうえでの手がかりを読者に提供するものでもある。
オバマ大統領の二期8年について、制度、アクター、政策の3つの視点で専門の若手研究者による検証を試みる。より具体的には、大統領制・官僚制・政党制という制度、メディア・シンクタンクというアクター、最後に人種・医療・外交に関する政策の変化に注目する。これによって、オバマ政権を歴史的に位置付け、アメリカ政治の「今」を紹介する。そして本書は、2017年以降のアメリカ政治を考えるうえでの手がかりを読者に提供するものでもある。
南山大学外国語学部英米学科教授。ジョンズ・ホプキンス大学博士課程修了、Ph.D.(Political Science)
主要業績
1.山岸敬和「アメリカ医療制度の政治史─ 20 世紀の経験とオバマケア」(名古屋大学出版会、2014 年)
2.山岸敬和、Michael Callaghan Pisapia「American Politics from American and Japanese Perspectives ─ 英語と日米比較で学ぶアメリカ政治」(大学教育出版、2013 年)
3.Takakazu Yamagishi, War and Health Insurance Policy in Japan and the United States: World War II to Postwar Reconstruction, (Johns Hopkins University Press,2011)
西川賢(にしかわ まさる)
津田塾大学学芸学部国際関係学科准教授。慶應義塾大学大学院後期博士課程修了、博士(法学) 主要業績
1.西川賢「ニューディール期民主党の変容─ 政党組織・集票構造・利益誘導」(慶應義塾大学出版会、2008 年)
2.西川賢「分極化するアメリカとその起源─ 共和党中道路線の盛衰」(千倉書房、2015 年)
3.ゲイリー・ガーツ、ジェイムズ・マホニー「社会科学のパラダイム論争─ 二つの文化の物語」西川賢・今井真士訳(勁草書房、2015 年)