産業政策のつくり方
産業戦略が成功したり失敗するのはなぜか。政策の質を高め,実行し,成果をきちんとあげるにはどうしたらよいのか。
政策学習をキーワードに,アジア,アフリカの現地当事者たちとの対話を通じて蓄積した事例より,日本にも参考となる政策のHOWを導き出す。
大野/健一
1957年神戸市生まれ。1981年一橋大学経済学部卒、1983年同大学経済学修士。1987年米スタンフォード大学経済学博士。国際通貨基金(IMF)エコノミスト、筑波大学社会工学系助教授、埼玉大学政策科学研究科教授を経て、1997年より政策研究大学院大学教授。専門は開発経済学、産業政策論。ベトナムやエチオピアとの政策対話を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
はじめに
第1部 総 論
第1章 開発のわな
第2章 グローバル化時代の産業政策
第3章 プロアクティブな産業政策
第4章 政策の手順と組織
第2部 ケーススタディー
第5章 シンガポール─国民生産性運動
第6章 台湾─イノベーションの推進
第7章 マレーシア─上位中所得のわなからの脱出
付論 インドの産業政策
第8章 ベトナム─質の伴わない成長
第9章 エチオピア─成長と構造転換のためのプラン
参考文献/あとがき