大地震・津波・原発事故により広範囲にわたって被害がもたらされ、メディア自体も被災した状況で、未曽有の災害はどう報じられたかを検証する。時間経過による報道内容の変化、メディアによる情報の違い、テレビ・新聞等の既存メディアとネット・ソーシャルメディアとの連携、被災者自身による情報発信、ドキュメンタリーによる事実の検証、原発事故報道のあり方、報道が世論・選挙にもたらす影響、世界での報道と国内での反応などを論考。著者が震災前から録画した首都圏すべてのテレビ録画映像分析や世論調査によるデータも交え、詳細に分析する。