出版社 (株)YBMSISA.COM
出版日 2012-01-06
桜が散り果てると、もう新緑の候を人々は待ち受けるようになる。桜の花の美しさを楽しんだ者も、いつの間にか葉桜の緑に目を細めるようになるのだった。…だが、のんびりと初夏を待つ心境の、江戸の住人ばかりとは限らなかった。そうしたことには関心も向けずに、陰惨な執念にひたすら打ち込んでいる女もいた。たとえば子の刻参りに執念を燃やしている女であった。(「子(ね)の刻(とき)参り」冒頭)。本巻には「消えた花嫁」「甘い毒薬」「夜の花吹雪」「子の刻参り」の4編を収めた。
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